Double Volante(ダブルボランチ)・穿き込み1600時間の色落ち

沖縄のデニム工房・Double Volante(ダブルボランチ)の店主・國吉さんに作ってもらった、左身頃に14オンス、右身頃に21オンスのデニムを使ったジーンズの色落ちレポートです。

詳しくは、スーパーヘビーオンスのジーンズの色落ちの特徴とは?、をご覧ください。

データ:

  • 穿き込み時間:1800時間
  • 洗濯回数:18回
  • 洗濯方法:洗濯機で。表向きだったり裏返したり。洗剤を使ったり使わなかったり。
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全体像

右身頃が21オンス、左見頃が14オンス。
重い方に傾いています。
左右の表情に違いが明確に出てきました。

コシまわり

荒々しいシワの入り方の右コシ(21オンス)とシャープな左コシ(14オンス)
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バックポケット

21オンス:パッカリングが出ず、縫製糸にダメージが。
14オンス:パッカリングが出て、縫製糸にダメージなし。

ウエストの帯とバックヨーク

21オンス:パッカリングが弱い。
14オンス:パッカリングが強い。

モモからヒザにかけて

・モモのヒゲ:
21オンスの方が、モモの軽く入るシワでも色落ちしています。生地が硬いので摩擦に対して踏ん張るんだと思います。
逆に柔らかい生地だと、摩擦をいなして(逃がして)色落ちしにくいのでは。
・ヒザ周りのアタリ:
21オンスは皺が太くざっくり出るので、色が落ちる部分の幅も太いです。
14オンスは、皺が細かく入って、色落ちの幅も細く。

スソ

21オンス:パッカリングが弱くダメージが出やすい。
14オンス:パッカリングが強く、ダメージが出にくい。

ミミのアタリ

21オンス:ミミのラインが出にくい。
14オンス:ミミのラインが出やすい。

ヒザ横(外側)

21オンス:濃淡が強いが、ざっくりした印象。
14オンス:濃淡が弱いが、シャープな印象。

ヒザ横(内側)

ヒザ裏

スソのクッションとチェーンステッチのアタリ

21オンスのスソ上

クッションを見事に拾った色落ちです。
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まとめ

2つの生地を1つのジーンズにする事で、穿き込み条件が完全一致。
21オンスと14オンスのジーンズの色落ちの違いが、はっきり検証できていると思います。

まだまだ穿き込んで、誰が見ても左右で生地が違うと気付くようになるまで、育てていきたいです!

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この記事の投稿者

デニム、ジーンズが大好きです。denimbaと管理人についてはこちら
2008年にdenimba開設。2014年にジーンズブランド「denim bridge」立ち上げ。2018年に「denim-base」オープン

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